日記

2007年12月30日(日)
【心を返せ、幕張メッセ】
幕張メッセは、本当に半端ない広さだった。
スケールが大き過ぎて、興奮しながら少し引いていた。出演者も凄いし、お客の数も凄いし、何もかもが凄くて嫌になりそうだった。


高校時代、授業よりも勉強よりもテストよりも大事だと信じて毎日聴いていた、小谷美紗子と斉藤和義のライブ。胸がいっぱいになった。傷ついた。色んな事を思い出した。嬉しかった。独り占めした気になって聴いていた。
『歌うたいのバラッド』で泣いた。
殺されるかと思った。



そして、小谷美紗子さんの楽屋へ挨拶をしに行った。
嘘だろ。
会っていいのか。
やめとけ。
どうしよう。
色んな感情が私の中で渦巻いていた。

結局、上手い事話せずにガチガチのまま、『頑張って下さい』と声をかけてもらい、『頑張ります』と答えて終わった。


その後、ライブに出演するアーティスト達が、食事したり喫煙したり談話したりしている広間へ行った。
変態みたいな人達があちらこちらに沢山居て、私はますますガッチガチになった。

気持ちがなかなか落ち着かないので(出演する訳でもないくせに)喫煙ルームに向かった。
とりあえず一服して落ち着こうと思った。


喫煙ルームのソファに座り、やっと一服。
ヤバイ所へ来たなぁ。。としみじみしていた。



そんな私の斜め後で、ソファに座り異様なオーラを放ちながら、下を向いて煙草を吸う男の人が居た。

髪の毛はクシャクシャ、長い足にベルボトム、細い体。



まさかね。
そんな事はない。
違う、違う。


私は怖くてたまらなくなった。この人が斉藤和義だったらどうしよう。
私との距離わずか1m。
怖くて見る事すら出来ない。確認が出来ない。
私は変な汗を沢山かいた。すっごく変な汗を沢山かいた。


あとでスタッフの方に確認をしてみたところ、やっぱりあの人は斉藤和義だったそうです。

金縛りよりも呪いのビデオよりも、恐ろしい距離でした。



その後も、お笑いコンビのエレキコミックのボケの人とエレベーターで一緒になったり、中学の頃夢中で聴いていたスチャダラパーと擦れ違ったり、もう何がなんだか分からなかった。


アパートに帰ってからもう5時間以上経つけれど、未だに幕張メッセの余韻が続いている。


今夜は眠れない。


[▽追記]

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