2009年6月13日(土) 【父の日】 静かに寝ていた父がいきなり飛び起きて、「寒い寒い！熱い熱い！猫食べる！いかんいかん！」と、意味不明な事を叫び出した。 薄暗い部屋の中、手探りで電話の受話器を握り、勘で119番を押した。 誰も出ない。 押し間違えたか。 もう一回。 やっぱり出ない。 イライラと焦りで爆発しそうな感情を抑えながら、今度は110番にかけてみた。 「どうかしましたか」 落ち着いた女性の声。 （どうもせんかったら110番するか！）と、内心ムカムカしながら状況を説明し住所を伝えた。 「すぐにパトカーを向かわせます」 それでも落ち着いた女性の声。 外に出てパトカーの到着を今か今かと待っていると、二軒挟んだ前の家が火事になっていた。 消防車2台に、見物客数人、近所の助っ人大勢で大騒ぎになっていた。 こっちも最悪、あっちも最悪、あれ？そっちも？ 見ると、私の家の右隣りの家も燃えている。 消防車1台、見物客数人、近所の助っ人大勢が大騒ぎ。 「ポン太は！？」 すぐに、愛犬の所へ走って行った。 大騒ぎと煙で、パニック寸前のポン太を連れて安全な場所へ。しっかりとリードを繋ぎ、次は父の所へ。 遠くから、サスペンス風のセンスの悪いBGMが流れ始める。 自分んちが燃えるとことか見たくないし、もう色んな事が起き過ぎてしんどいからそろそろ起きよう。 で、目が覚めた。 ギルバート・グレイプを観た後昼寝したのがマズかった。 自分の家を燃やす、あの大事なシーンが、なんかの手違いでただ怖いだけの夢になって、私の昼寝の邪魔をした。 あーあ。 父の日、なんかあげようかな。 [更新通知] ＜＜重要なお知らせ＞＞@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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