2010年4月26日(月) 【ドリーマー】 大阪行きのバスは定員15名ほどのおんぼろマイクロバスで、なにやら頭の悪そうな野球部の男子達が、数名バラバラになって座っていた。 私の指定席の隣には、これまた頭も根性も悪そうな男の子が座っていて、高位置で足を組み、臭そうな素足を自慢げに見せびらかしながら、透かした顔で私の事をチラチラと見ていた。 「うわぁ、こいつの隣かぁ」と心の中で嗚咽しながら、嫌々自分の席に座ると、奴の足を組む位置があまりにも高いせいで、湿度99.99%の死んでも触れたくない最低最悪の足の裏が、私の顔のすぐ真横へやって来た。 もしも、バスが揺れた拍子にこの足の裏が私の頬に触れたら。 もしも、バスが揺れた拍子にこの足の裏が私の唇に触れたら。 バスが揺れた拍子への恐怖を感じながら、私はイライラムカムカしていた。 こいつはどういう神経をしているんだ。 この足の組み方は一体なんなんだ。 そうこうイラついてムカついている間に、バスは目的地とは程遠い高知市内の旅館に到着した。 すると、なにやら添乗員らしき中年男性が突然現れ、「え〜、それでは一旦ここへ荷物を置いて、出発地点のバス停へ今一度戻ります。それから大阪へ出発となりますので。」と訳の分からん事を涼しい顔で案内した。 皆、言われるがまま荷物を旅館に預け、またバスに乗り込み、私はまた湿度99.99%の死んでも触れたくない最低最悪の足の裏と2時間半付き合うハメになった。 もう何がなにやら分からないままバスは出発地の停留所に到着し、これから15分間休憩をした後いよいよ大阪へ、という流れになった。 私はもう本当にこの意味の分からない茶番劇が耐えられなくなってしまって、怒って家に帰った。 大阪なんか絶対に行くもんか。 ライブなんか知るか、ふざけんな、アホかって。 来月、大阪でライブがある。 この、世にも奇妙な夢が、正夢になったらどうしてくれる。 [更新通知] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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