2010年7月21日(水) 【コウモリ】 たまに、家の玄関の天井と壁の間の隅に、コウモリが寝に来る。 手の平で握れるほどの小ささで、一生懸命に丸くなって寝ている。 凄くかわいくて、愛くるしいヤツ。 今朝は、大泣きしながら目覚めた。 夢の内容はほとんど覚えていないけれど、職場で同僚達から毎日こてんぱんにイジメられ、もう我慢ならなくなったある日、主犯格の女上司の居るデスクへ行き、超クールな嫌味を言った後辞表を叩き渡し、職場の出入口へと向かいながら意気揚々とスローモーションで、机や椅子や仕事の資料などをめちゃくちゃに蹴り倒しながら帰る、という名場面だけはしっかりと覚えている。 だけど泣き所はその後だった。 でも覚えていない。 目が覚めてからも2分くらい泣いた。 せっかくだから泣いた。 夢とは無関係な事を考えながら、ついでに泣いた。 時々、数日間だけ人間を辞める事が出来たら何になろうかと考える。 玄関で寝ているコウモリか、道路でゴロゴロしている生意気な猫か、コンクリートの下で健気に働くアリか。 愛だの恋だの、金だの仕事だの、夢だの絶望だの、そんな事から遠く遠く離れて、その大事さを知りたくなる。確かめたくなる。 その為には、一旦人間を辞めないといけない気がして、人間以外の生き物に憧れたりする。 今夜の憧れは玄関で寝ているコウモリ。 大して働いてもいないくせに、恋や愛には当分ご無沙汰なくせに、偉そうに、よく心が疲れる。 偉そうに。 [更新通知] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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