2011年3月14日(月) 【出来ること】 テレビでは、毎秒、毎分、地震や放射能の情報が更新されている。 死者の数、行方不明者の数は増え続けている。 福島には親戚のおばさんがいる。 まだ連絡は取れないらしい。 昼間、県道で死んでいるイタチを狙うトンビを見つけた。 どんな風に持っていくのか、トンビが怖がらないように離れた場所に車を停め、息を潜めて観察した。 両親とはぐれた女の子が、瓦礫の町を見つめて泣いていた。 瓦礫の道に、老人の遺体が転がっていた。 反対斜線から来た車のせいで、トンビが逃げてしまった。 「あ〜あ」 ガッカリした。 もう帰る場所がない、家がない。 小学校の体育館で、おばさんが泣いていた。 無事だったんだね、ほんとに良かった。 瓦礫のバス停で、おじさんとおばさんが抱き合って泣いていた。 トンビが行ってしまったので、車を発進させた。 海沿いの道をひた走る。 誰もいない海が見える。 この海は、どんな日も綺麗。 同じ国にいるとは思えない一日が始まり、 同じ国にいるとは思えない一日を過ごし、 同じ国にいるとは思えない一日が終わり、また始まろうとしている。 早く、同じ国の一日を迎えたい。 ただただ祈り、 ただただ願い、 報道に胸を痛め、 あなたの無事に胸を撫で下ろし、 この非常事態に、至る所で至る人達の愛や絆が深まってゆく。 どんどん深まってゆく。 今、私たちに出来ること。 [▽追記] [更新通知] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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