2011年6月12日(日) 【さや】 さや侍。泣いた。 ちょっとだけ笑った。 私の隣に座った女の人の、鼻をすする音が無かったら、鼻が無かったら、多分もっと泣いていた。 お前、普段は絶対にそんなもの食べないだろ、 映画にテンションが上がって、ハメを外してるだけなんだろ、 目を覚ませよ、 と言わんばかりに山盛りのポップコーンを持って、前の座席に座ってきたカップルが、さや侍公開までに別れてくれていたら、 途中から緊張感を無くして自分ん家みたいにくつろぎ始めた、後ろの座席のブス達のお喋りがなかったら、 多分、もっと笑っていた。 映画館は、大スクリーン、大音量、大迫力、で凄くいいけど、 山盛りのポップコーンや、入館した頃の緊張感をどんどん忘れていく日本人がたくさんいるから嫌だ。 フランスがどんなものか知らないけど、 今日のこの100分と少しの間だけは、ここがフランスになればいいのに、と思った。 いくつかあるスクリーンの中でも一番小さいスクリーンで上映された事、 エンドロールが始まるや否や席を立って帰っていく人達がいた事、 「うどんすすり指導・ほっしゃん。」の文字に、「ほっしゃん。だって!アハハ!」と、クソつまらない反応しか出来なかったポップコーンカップル。 私はまるで、さや侍の制作に携わったかのような、監督の隣で地面に方膝をついて撮影風景を凝視していたかのような面持ちで座っていたので、客の反応や姿勢や態度に何度も集中力を奪われた。 完全な視聴者にも、完璧なファンにもなれない私みたいな奴は、大人しくDVD化を待って、部屋で静かに暴れた方がいい。 さや侍。 多分、私は生き返る事が出来ました。 観る前からわかっていたけど、本当に素晴らしい映画だった。 [▽追記] [更新通知] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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