2012年2月23日(木) 【時の石】 じいちゃんが亡くなる数日前のこと、 ベッド脇に置いていたパイプ椅子に座り、ベッド柵にもたれながらじいちゃんの顔を見つめていた時、 突然じいちゃんが天井を指差し、 「トキノイシ」と呟いた。 はっきりと聞こえたけれど、もう一度ちゃんと聞きたかったので、 「なに?」と尋ねた。 「トキノイシ」 そばにいた親戚のおばさんが「薬のせいで、今ちょっとアレだから」と、私に微笑みかけた。 じいちゃんを見つめながら、考えた。 ちょっとアレなのが、じいちゃんではなく私達の方だったら。 そうでなくても、私も大概ちょっとはアレだ。 トキノイシが見えない事、トキノイシが見えていない事をどうしてもスルー出来なかった私は、じいちゃんと一緒に天井をガン見した。 右から左へ、じいちゃんの眼球はしっかりとトキノイシを追いかけているというのに、私には小汚い天井しか見えなかった。 薬の副作用。 そんなのは全然面白くないので、 私が青二才だから。という事にした。 という事にした、というか、 そうなんだ。 夕べは、その「時の石」や、その他の音源達を連れ、一人で車を走らせていた。 恥ずかしながら、時の石で泣いてしまった。 音源完成まであと一歩。 前回の「酸欠」をカス音源にしたいので、 前々回の「それでもぼくらはうたう」はゴミ同然にしたいので、 そいつらに負けないように、最後まで死に物狂いでガンバります。 [▽追記] [更新通知] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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