2013年12月13日(金) 【ラブレター】 2ヶ月ぶりに、施設で暮らしているばあちゃんに会いに行った。 雄ライオンのように豪快だった髪の毛が、さっぱりと剛力彩芽風になっていて、 小さかった体格は、ほんの少しだけぽっちゃりしていた。 絵に描いたような退屈の中、観たくもないテレビを観ていたばあちゃんの背中は、やっぱりまだ家に帰りたいと言っていた。 それから、わずか三畳ほどの狭っ苦しい部屋で、死んだじいちゃんの事や、まだ見ぬひ孫の事、家に帰る日の事などを話した。 日当たりのいい部屋。 褒めるところはそこしかない。 ばあちゃんと二人、 「いちご飴」という、何のひねりもないけど超美味しいいちご味の飴玉を頬ばりながら、ぽかぽか陽気に包まれ、遠い街にいるあの子の事を思った。 歯がゆいのは、ばあちゃんじゃなくって、病気でもなくって、 自分自身なんだよね。 イラつくのは、ばあちゃんにじゃなくって、病気にじゃなくって、 自分自身になんだよね。 それを分かっていれば、それを忘れなければ、 いいんじゃないかな。 歯がゆくて、イラついて、ついつい冷たく当たっても。 なんつってね。エヘヘ。 ばあちゃんと二人、 「いちご飴」という、何のひねりもないけど超美味しいいちご味の飴玉を頬ばりながら、ぽかぽか陽気に包まれ、たくさんたくさん話した。 [更新通知] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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